リユース着物を活かす

 たんすを掘り起こす 

★まず、たんすの着物類をすべてチェック

晴れてらすが目指すのは、眠っている着物を活かすこと。たんすに入れっ放しになっている着物、親から受け継いだ着物があれば、ぜひ、袖を通して生き返らせてあげたいものです。よく晴れた爽やかな日を選んで行いましょう。雨の日や蒸し暑いときには湿気を吸うので適しません。

★写真を撮っておく

その時に着物や帯などを、ひとつずつ写真を撮っておきます。出てきたものが何なのかが分からない方は、着物に詳しい知人に「タンス掘り起し隊」になってもらうことをおすすめします。ただし、くれぐれもあやしい買い取り業者には気を付けてくださいね。

★母親・祖母に聞いてみる

「なんにも持っていない」という人でも、実は自分が知らないだけで、実家のたんすにはお母様やお祖母様の着物が眠っていることも少なくありません。着られるものか、サイズが合っているかはその後の問題。とにかく一度、聞いてみましょう。

一見年配向き?という着物でも、帯だけ新調し、帯締めなどの小物を鮮やかにすると、とっても素敵に!

 

 

 

 

 

 

 

 自分の着物サイズの目安 

リユース着物を有効活用するにはサイズが肝心です。自分に合わせて仕立てた着物を持っている人は、それを基準にしましょう。
実際にきものを着るようになって、サイズについて気付いたことをまとめてみました。

★身丈=身長が最適だけどアバウトでOK

身丈とは着物の長さのことで、身長と同じくらいが最適です。母親世代の着物は短いものが多いですが、おはしょりで調節できるから、±10cmくらいの融通はききます。初心者が着やすいのは±5cm以内くらいです。

★裄のサイズが肝心

人形は『よねのおさいほうばこ』

裄(ゆき)は背中心から袖口までの長さのこと。
首の後ろの付け根のグリグリから、手のくるぶしあたりまでを計りましょう。
ちなみに身長160cm中肉中背の御影ライムは、裄65cm±2cm程度。
昔に比べて現代の方が長めに着る傾向になっています。
また普段着や夏は短め、冬は長め。
レトロ着物は裄が短いものが多いのでよく確認しましょう。

★普通サイズなら後ろ巾28~30前後

身巾は着物の巾を現していて、後ろ巾は後ろ身ごろの中央から脇までのサイズ。大体30cm前後です。御影ライムのジャストサイズは29cm。多少の太い細いは調整できますが、27cm以下は明らかに細め、32cmを超えると明らかに太め。ご自分の体型と相談してくださいね。きもの初心者はどちらかというと細めの方が着付け易いです。

★袖丈は49cm前後が一般的

現代のプレタサイズでは、身丈160cmに対して袖丈は49cmくらいが標準。昔、長いものが流行ったときもあり、また茶道用は短目など、用途や流行により変化します。遊び着なら袖の長さはそれほど気にすることはありません。ただ、長襦袢とあっていなければいけないので、持っている襦袢と同じ裄、袖丈を選ぶとよりエコです。

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 ヤフオク活用術 

リユース着物の入手方法のひとつとしてヤフオクを活用してきました。
その経験から得たことをお伝えします。
あくまでYahooオークションに限ったお話ですから、ご承知おきください。

★1週間くらいウォッチング

品数の豊富さがオークションの最大の魅力。数えきれないほどあるので、はじめのうちは、値段の検討をつけるため、気になる品がいくらで落札されるのか、何日間か様子を見て調べます。ウォッチリストにつけておくと、終了価格がわかります。

★専門店の出品者が人気

着物は素人判断しにくいので、素材、仕立て具合、汚れの程度など、専門的な目でチェックしている出品者が安心です。そのため、オークションで実績のある専門店は人気があります。一方、一般の方の品は当たり外れが大きいという印象。入札を避ける方もいますから、ときにはとても上質なものが破格値で手に入ることもあります。ただ、逆もあるので過大な期待をするのは禁物です。

★千円スタートは気合いが必要

スタート価格は大別して2通りに分かれます。かなりいい品なのに1000円、2000円といった安価なスタートのもの。このケースは注目度が高いので、終了前日くらいから本格的に値段が上がります。中には終了間際に跳ね上がるときもあるので、最後まで目を離せません。一方、最初から19800円、25000円といったものもあります。こちらは比較的きれいな新古品などが多く、激安で買える可能性はありませんが、結果的にはこちらの方が割安な場合もあります。競争相手がいなこともあるので案外狙い目です。落札の技を要するのはもちろん、前者です。

★最低落札設定ありはスルー

1000円スタートでも「まだ最低落札価格に達していません」と書いてある場合、それ以下で入札していても買えないというしくみ。例えば最低落札価格1万円と設定していると、9999円で入札してもダメ。私は「それならはじめから1万円スタートにすればいいのに」と考えるタイプなのでスルーします。

★目安は着物3万円、帯2万円

予算が着物3万円、帯2万円なら新品、新古品などの綺麗なものも多く、選択枝が豊富です。マメにチェックして運がよければさらにお安く納得のものが手に入ります。上限はその方次第ですが、私は特別な場合を除き、5万円以上は入札しないようにしています。その予算があるなら、実店舗の方が納得いくかもしれません。

★厳密・完品を追求しない

デパートなどに比べ10分の1近くで購入できるのですから、たとえ新品、誂え仕立て付きであっても、B級品、だと思っているくらいがいいでしょう。正式な場に恥ずかしくないものを、という時にはあえておすすめしません。洋服を買う時にユニクロやデパート、セレクトショップを使い分けるのと同じように、オークションも使い分けるお店のひとつとして活用。オークションはあくまで実用、遊び、に限っていれば後悔はありません。

★画像からどこまで分かる?

最近は写真画像から生地の質感などまでかなり想像しやすくなっています。ただ、画像では分かりにくいのが色。グレーっぽいと思っていたらピンクがかっていた。紫だと思ったら小豆色だった。水色かと思っていたら紺色に近かった。辛子色も画面で分かりにくい色です。結局、色味だけは届いてみないと分かりません。だから、気になるようであれば、事前に「紫色ですか、藤色ですか、小豆色ですか」、「色味は日本の色でいうと何に近いですか」などと質問してみることをおすすめします。

★ネット取引は信用できる?

100件以上の取引をしてきている印象としては、注意していればそれほど大きな問題は起きないと思います。
といっても、今までによくなかったことも数回あります。
・正絹と記載されていたけれど明らかに化繊だった。
・記載されていない大きな欠点があった。
・サイズが間違っていた。
こんなとき、いきなり「悪い」評価を付けると、自分にも跳ね返ってきます。オークションに書かれていなかった大きな不備がある場合、まず連絡を取って丁寧に交渉してみましょう。上記のケースではすべて返金していただきましたが、最悪の場合「いい授業料になったわ」と諦める大らかさは必要かもしれません。楽しむためにすることで、腹を立てたくないですから。

★未練を残さない

当たり前のことですが、オークションで買いそびれたものは二度と買えません。
だから、ご縁、と割り切り、逃したものは気持ちを切り替えて、すぐ忘れるようにします。
「逃した鯛は大きい」といっても…大丈夫、またとっても気に入るものに出会えますから。

★自分で入札してみよう!

好みや体型に合うかどうか、いくらまで入札するかなど、やっぱり本人が自己責任で判断するのが一番。
「お宝ゲット!!」、「予算オーバーしちゃった~」と、一喜一憂できるのも自分で体験するからこそです。
自分で探しているうちに、いろんな知識を得ることもできます。言うなればオークションは着物図書館のようなもの。私自身、はじめてヤフオクに和装類がたくさん出品されているのを知った時、柄や材質の多彩さ、埋もれている日本文化の豊かさに感動しました。時間が許す限り、ぜひ自分でトライしてみましょう!

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